海外FXと国内FXの違い、税率、法人口座の意義
国内FXと海外FXの税率の違い
国内FXでは分離課税が適用され、所得に関わらず税率は固定で「所得税15%、復興特別所得税0.315%、地方税5%、計20.315%」となっています。一方、海外FXは総合課税が適用され、住民税は一律10%ですが、所得税は所得に応じて5%から45%まで7段階の累進課税となります。
利益が10万円以下の場合
年間の利益が10万円以下であれば雑所得として申告義務がないため、一定の利益が出るまでは海外FXで取引しても国内FXで取引しても税金による不利益はありません。
初期段階の目標
統計上、全体の7割以上のトレーダーが利益を出せていないため、まずは利益を上げられるようになることが先決です。
法人口座のメリット
10万円以上の利益を上げることができたトレーダーや数年間にわたり利益を上げ続けたトレーダーは、法人口座を作成し、定款に取引を事業の一つとして含めることで事業税の税率が適用されます。法人にすることで経費との合算も容易になり、法人設立までの時間や維持するための会計処理の手間暇を考慮すると、年間利益が1000万円を超える見込みがある場合には法人口座の作成をおすすめします。
法人成りのタイミング
確定申告の前に法人成りした場合でも、法人が100%株主であり代表者が1人である場合、その年度の個人の収益も法人の収益として認められるケースもありますので、試してみる価値があります。